出産費用

今、出産一時金の金額を上げる話がニュースになっている。選挙の票集め目的だろうが。日本は出産の費用が無料ではない。出産一時金があるが、帝王切開の場合は医療行為になるので3割負担なので、出産一時金でおさまったが、普通分娩の場合は絶対に足りない。

女の人は出産時、仕事につけない状況になる。正社員で産休が取れる私でさえ、この不安は拭えなかった。出産費用としていろいろかかるし、仕事ができない状況イコール=経済的に誰かに頼らなくてはいけない状態だ。

これがうまくあっている夫婦とかなら別だが、例えば自分がシングルマザーとか経済的に不安を抱えているのであれば、こんなにお金がかかってどうやってやりくりするのだろう!?という気持ちである。

そもそも、一時金とかではなく、入院のグレードアップとかは除いて、妊娠、出産にまつわる全ての費用を無料にすれば良いのに。

普通分娩が医療行為じゃないから保険適用ならないというのも、そもそもおかしくないか?ではなぜ、ほとんどの人が病院で子供を産む必要があるのか?それは命懸けであるからである。わたしにはこういう制度を作ったのが、男だからとしか思えない。自分が妊娠、出産してみてこんな理不尽なことってあるのか!?ということ続きだった。

妊娠してる女性というのは経済的にも、身体的にも弱者となり、しかもその後は忙しすぎて体もボロボロで、そんなことに声を上げる暇などない。大変じゃないから、とか必要がないから無料になってないのではなくて、弱者の声が全く届いてないからこんな制度なんだ!と衝撃であった。

普通分娩が保険適用にならない話に戻るが、わたしからしてみれば、「妊娠、出産なんて病気じゃない!大人しく黙って産んで、耐えるろ!夫に頼っていればいいんだ!」という男たちによってそうなってるとしか思えない。

具合悪い場合は病院に行って、薬や治療を受けたりして周りからも同情され、仕事を休んだりできる。同じまたはそれ以上に具合が悪いのに、妊娠してるというだけで、薬も飲めないし、治療も受けられないし、「たかが妊娠でなにうじうじ言ってるんだ、たえろ!」と言われるしそう思ってる人も多いだろう。これっておかしくないか??

これも先ほど言ったように、それを経験してる人が権力の座にいないことにあって、それをわからないものたちによって決められているからであろう。

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