Netflix のGirl in the Picture がdisturbing すぎた。

Netflixで犯罪系のドキュメンタリーがあると基本見るようにしているのだが、先日見たGirl in the picture というドキュメンタリーが強烈すぎてそのあと頭の中でずっとぐるぐる被害者について考えてしまった。

なんていうか、うまい日本語の言葉が見つからなくて英語でいったらDisturbing 極まりない話しだった。

今思い出しても、被害者のことを思うと胸が痛むし涙が出そうになる。

ネタバレになるのでみてない人は以下は見ないように。またかなり辛い出来事なので、精神的に弱ってる方は読み進めないように。

Tonyaという20歳そこそこの女性が、瀕死の状態で病院に運ばれる。夫がかけつけるが、結局女性はなくなってしまう。Tonyはストリップダンサーで、その同僚たちが、家族に知らせようと連絡を試みるもそんな人は知らないといわれて、Tonyaという女性が一体どこの誰なのかわからないままであった。Tonyaには2歳の男の子マイケルがいて、同僚たちはその夫がマイケルを引き取るのに抵抗し、結局マイケルは児童福祉サービス的なところに引き取られ、フォースターペアレンツの元に預けられることに。

夫はマイケルの親権を主張して裁判をおこす。しかし、マイケルとTonyaの夫のDNA鑑定をすると、血縁関係がないことが判明。結局マイケルは養子に出された家族の元で愛情深く育てられる。

ところがマイケルが小学生になった頃、その夫が学校に乗り込んで校長とマイケルを誘拐する。校長は助かるが、マイケルは行方不明のまま、FBIの操作もあり、夫は捕まる。

マイケルが行方不明なので、マイケルの殺人を立証するのは非常に難しい。色々調べると、夫には、女児誘拐と暴行や強盗などの犯罪歴があって、偽名が複数あって、仮出所違反をおこしてて、逃亡中の見で、ずっと偽名をつかっていたこともわかる。

マイケルの行方不明のニュースがテレビで流れる中、それを見ていたある女性は驚愕する。マイケルの母親で数年前に死んだと報道されていたTonyaは、高校時代の親友のSharonであったからだ。

Sharonは高校時代は美人で頭が良くて優しくて友達からとても慕われていたと高校時代の友達たちは話す。そして、びっくりなことに、夫と報道されていた男はSharonの父親だったのだ。この男の本当の名はFranklin Delano Floydであった。

高校時代の友人は高校時代のある日、Sharonの父親(Franklin)が変わり者であったことは知っていたがSharonの家で一生忘れられない悲劇を経験してしまう。Sharonの家に泊まりに行くと、高校生なのにSharonは、なぜかセクシーな下着が引き出しなたくさんあったというのだ。何でと聞くと、お父さんが買ってくれるとのこと。2人で楽しく会話しながら着替えていると、父親が銃を手に持ち「うるさい!」と部屋に怒鳴り込んできた。恐ろしくて悲鳴を上げて、下着姿だったので、着替える。すると、去っていったかと思った父親がまた、銃を手に持ってきて、友人に枕で顔を覆えといい、Sharonをレイプしたというのだ。(友人が泣きながらはなすこのシーンは辛すぎてかなり耐え難かったです)

次の日、Sharonはその友人を抱きしめて、「うちのお父さんはあんな感じだから。私もあなたも大丈夫。このことは忘れよう。」と言ったというのだ。

また、マイケルの行方不明の際に、その夫(Franklin)が乗っていた車が見つかり、車の下から、女児が性的虐待を受けてる写真がみつかり、そのなかにSharon/Tonyaが幼い頃の写真もあったというのだ。また、それ以外に別の女性が虐待されてる写真もみつかった。

高校時代の状況が明らかになるが、Tonya/Sharonは一体誰なのか?というのは、わからないまま、見つかった写真に映ってる別の女性の操作も行われることとなる。

結局その写真に写っていた別の女性は、Tonya/Sharonが亡くなる際に働いていたストリップクラブの前に働いていた別のクラブでのTonyaの同僚のSherylであった。その時はまだ夫婦ではなく、娘と父として名乗っていた。Franklinが同僚のSherylに執着して、殺害したことが明らかになる。Sherylは身元不明の遺体として記録にあったが、今回の写真から発展して、身元が判明し、Franklinの死刑判決に至る。

しかし、結局Tonya/Sharonの身元はわからないまま。この事件に興味を持った作家がこの、出来事を本にする。するとある匿名の電話が。「このSharonの娘のDNAがあれば助けになるか?」という電話であった。

実はSharon/Tonyaはマイケルの後に、妊娠をしていて、女児を養子に出していたというのだ。養子に出す手続きにAharon/Tonyaと夫としてきていたFranklinのことを覚えていたのである。

結局女児はSharon/Tonyaの娘であると明らかになるが、それでもSharon/Tonyaの身元はわからないままであった。

そんななか、FBIがマイケルの行方不明の事件が未解決なので、元FBIのエージェントたちとまた事件に取り組むことに。死刑囚のFranklinのもとを2人のFBIエージェントが訪ねる。自分のことを話すのが大好きなFranklinはある日、話の中で過去自分があった女性について話し出した。FBIエージェントがその時の偽名について聞くと、今まで聞いたことのない名前を使っていた。そして、その女性と一時的に結婚してたこと、3人娘がいたことや娘たちの名前などを話し始めた。エージェントが、長女が誰か聞くと、「それがお前らがずっときいてきてる子だよ」と答えるではないか。その子の名前はSuzanne Sevakisというのだ。

出征証明書を取り寄せるとたしかにその子が生まれたという事実が確認された。そして、なんとSuzanneの両親はまだ生きているというのだ。

両親は高校時代から付き合っていて、高校卒業間近に結婚する。すぐに妊娠してSuzanneが生まれるが、父親はベトナム戦争へ。帰ってくると、妻は別の人と付き合っており、離婚することに。その後2人の妹が生まれる。トーレラーハウスに住んでいたところ、竜巻で家がなくなり母親はPTSDを発症。ソーシャルサービスに相談に行くと、子供たちが保護されてしまう。父親のもとにソーシャルサービスがきて、子供たちは仲良いので自分の実のこの長女だけではなく、3人を引き取るか、引き取らないかと言われ、父親は引き取らないことを選択。父親はベトナムでやられており、仕事もなく両親と住んでいて23歳だった。

母親は教会に行って泣いてていると、そこに現れたのがFranklinであった。そこで、結婚するから子供たちを引き取ろうというではないか。結婚するとFranklin は一変する。常にナイフを持って脅すように。ある日母親はオムツを買おうと偽の小切手を使う。そこで逮捕されて30日間刑務所に入れられてしまう。帰ってくると、3人の娘は消えていた。

警察に行くと、結婚してるから自分で解決しろと言われてしまう。結局、下の2人は孤児院に置いて行かれたところを見つかり、長女のSuzanneは連れ去られてしまった。

かなり、長くなってしまったがこんな話であった。記憶してるだけなので、間違っている箇所もあるかも。

以下が時系列である。

  • Suzanneが誕生、両親が離婚
  • 母親がFranklinと結婚。母親が30日間服役中に、Suzanneと妹2人がFranklinに連れ去られる。
  • 妹2人は孤児院に置き去りにされて発見されるがSuzanneは行方不明のまま。
  • SuzanneはShaloneとして高校生活をおくる。そこで友人たちと出会う。そこで高校の友人はSuzanneがレイプされてしまうという悲劇を目撃することに。Suzanneは成績優秀で奨学金をもらって大学に入れることになったが、妊娠が発覚。結局「父親の面倒を見るため」としてSuzanneは大学を諦めることに。
  • ある日SuzanneとFranklin がその街を突然さる。
  • Suzanne/Shaloneはストリップクラブで働かされる。その間マイケルを出産。
  • そこでクラブの同僚Sherylと出会う。FranklinはSherylに執着。殺害されてしまう。
  • Suzanne/ShaloneとFranklinは街をさる。捜査の手を逃れるためか、SuzanneはFranklinと結婚させられてしまう。
  • 別のクラブで働き始めたSuzanneはおそらくFranklinに殺害されて亡くなる。
  • マイケルは養子に出されるが、4年くらい経ったある日Franklinに誘拐されておそらく殺害される。

結局マイケルは殺したと自供したが遺体は見つかってなく、Suzanneは自分が誰なのか真実ををからず亡くなってしまった。

こんなことが起こっていいのだろうか??防げるタイミングはたくさんあったはず。戦争がなかったら、警察やソーシャリサービスがきちんと機能していたら、犯人が初めの罪を犯した時に出所されてなければ…。本当に悲しすぎる真実である。

唯一救われるのがこんな不運な状況にもありつつSuzanneが友達から愛されていて、Suzanneもみんなに愛を与えていたということだ。

ありえない事件で怒りが込み上げるとと同時に悲しすぎるドキュメンタリーであった。

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